1. home
  2. > 食育・食農リトルシェフ教室
  3. > 活動の記録13

ほのぼーのくらぶ 「食育・食農リトルシェフ教室」

子どもたちに安全な食を!子どもの生活習慣病予防対応献立。日本の土壌風土にあった四季の恵みを生かした「食」を通して、子どもたち自らが「食」に取り組み、豊かな感性と、健康な体を育みます。

line_d2

サイト内検索

サイトマップ(目次)

homeヘ

活動の記録13 (2008年1~2月)

2008年1月教室
子どもの生活習慣病予防対応献立 「かぜをひいたときに体を休める料理をつくろう!」
第1回 2008.1.13(日)10:00~14:00 松田町民文化センター
第2回 2008.1.27(日)10:00~14:00 松田町民文化センター
●「おいしいリトルシェフの会 ほのぼーの」献立(リトルシェフリーダー考案)●
玄米もち入りみそおじや・ふろふき大根(ゆずみそ)・かぼちゃまんじゅう

20080113_27-1
20080113_27-2
20080113_27-3
20080113_27-4
20080113_27-5
20080113_27-6

今月は、月2回開催予定です。今までのリトルシェフ、リトルシェフリーダーから、新たにリトルシェフメイト(初級)、リトルシェフリーダー(準中級)、リトルシェフジュニアリーダー(中級)、リトルシェフシニアリーダー(上級)、 リトルシェフスペシャルリーダー(特級)という級を設け、一人一人が目標をもってステップアップできる仕組みにしました。 みんな次の級を目指して頑張って!第2回目の日は、自分たちで決めた献立と、雑然と並べられた材料をもとに、全てゼロから自分たちで考え、道具をそろえ、材料を選び、計量して作ることになりました。 まずは、何を作るか献立を確認しなくてはいけないことに気づき、皆がわかるように板書しました。 次に、材料や道具を考えて取ってこなければいけません。まずは、布巾をかけなくちゃ。一番先にやらなくてないけないことは、ご飯を炊くことです。なぜなら、炊いたり蒸らしたりするのに時間がかかるし、そのあとおじやにするために煮込まなくてはいけないからです。ここは、全員で一斉にかかります。 ご飯を炊くのに必要なの材料は、玄米、塩、水、道具は、バッド、ボウル、計量カップ、ザル・・・。 うーん。たくさんあるなあ。さあ始めましょうか。こうして料理にとりかかりました。 両日ともグループに分かれ、玄米ごはん炊き、ふろふき大根の大根切りと面取りと十文字のかくし包丁入れ、煮込み、 蒸してつぶしたかぼちゃと、地粉、海塩を混ぜて、かぼちゃまんじゅうの生地づくり、 丸めた豆味噌ときな粉のあんづくり、成形。味噌おじやの椎茸切り、油揚げ切り、麦味噌と豆味噌をすり鉢であわせてあわせ味噌づくり、 玄米もち焼き、おじやの煮込みなど手際よくこなしていきました。 第1回目の日の交流会では、リーダーから今日の献立の説明をさせていただきました。「かぜの時は、少食にして内臓を休めることが大事です。おじやは体を温める作用があり、 栄養もあります。ぜひ、みなさんもかぜをひいた時には、味噌おじやを作ってみてください」 お客様から「おいしかった」「かぜが治った気がする」などのお言葉をいただきました。
<旬の献立メモ>
かぜをひいた時は、少食にしてまず内臓を休めることが大事です。おじやは、炊いたご飯にもう一度火を入れるとても吸収の良い食べ物です。みそには体を温めてくれる効果、椎茸には熱を下げる効果、ねぎには消化を助ける効果などがあると言われています。熱がなく、とても体が冷えている時には椎茸出汁を入れずに、 昆布出汁で作ると効果的です。アツアツのおじやを頂くことで、きっと元気が出ることでしょう。

2008年2月教室 第1回
子どもの生活習慣病予防対応献立 「花粉症予防料理をつくろう!」
2008.2.10(日)10:00~14:00 松田町民文化センター
●「おいしいリトルシェフの会 ほのぼーの」献立(リトルシェフリーダー考案)●
雑穀(黒ごま、もちあわ、丸麦)入り玄米ごはん・おろしれんこんと菜の花のスープ・
自然薯蒸しくずあんかけ・くずもち

20080210-1
20080210-2
20080210-3
20080210-4
20080210-5
20080210-6

みんな、自主的に集合時間より早く来て、献立を板書したり、ご飯の仕込み作業を行いました。 そして、今日はリトルシェフリーダーの課程とリトルシェフリーダー研修会を修了し、 「リトルシェフジュニアリーダー」にステップアップした1名の認定式が行われ、認定証と認定カードが渡されました。 今日はリーダーさんが料理のテーマと献立を考えました。さて、料理作業の始まりです。スープ担当は、れんこんをみんなで一生懸命すりおろしました。 「”自然薯蒸しくずあんかけ”を担当したい!」と立候補した2人は、自然薯のひげをガスコンロの火であぶって、洗って・・・ という手順は、もうすっかり身に付いています。各自担当の合間を縫って、交代で「くずもち」を練りました。練れば練るほど艶が出て美味しくなるっていうけど、 重くて練るのは大変~。「自然薯蒸しくずあんかけ」に飾る人参を、季節にあわせて梅の花の形に抜きました。 人参をそれぞれ鍋に入れて、塩をふってしばらく置きました。塩の陽性さで、人参の中の陰性な水分が引き出されることによって、人参の甘味が引き出されます。 水分が出てきたところで、蒸し煮にします。そして、スープに入れる菜の花の塩ゆでです。ゆですぎないように、引き上げるタイミングが大事だと教わりました。 何事も、経験。次に、くずあんかけづくりです。くずは、最初白濁しているけど、熱を入れるとしばらくして透明になるから、それが火からおろす目安になるよ。 スープの仕上げに入りました。交代でかき混ぜます。料理に合う食器を選んで、準備します。目分量で均等になるように分けていきます。 さあ、準備も完了して交流会のお客様をお迎えしました。ジュニアリーダーさんから今日の献立の説明がありました。 「今日は花粉症予防料理を考えて作りました。花粉症の時は、穀物、旬の野菜、豆類、海藻類を中心にした、なるべく地元でとれた大地の作物をとるといいと言われています。 自分のまわりの花粉症の人にも、ぜひ作ってあげたいです。」みなさんに「おいしいー」と言って頂きました。「おろしれんこんと菜の花のスープ」が人気でした。
<旬の献立メモ>
花粉症予防には、体内の血液を上質にすること(陽性化)を第一に考え、陰性食品を避け、食材は穀物、野菜、豆類、海藻類を主体に、無農薬の自然農法のもの、調味料は無添加・本醸造の物を選ぶようにします。 そしてなるべく国内産のもの、できれば地元でとれた、大地が育んだ旬の作物をいただきます。すると、自然に体がその季節に順応し、自然治癒力がついてくることでしょう。花粉症の食養は根気強く行なうことが必要ですが、それにより症状の緩和がみられ、 全身機能が高まり、健康的で、明るく快適な生活が送れるようになると思われます。

2008年2月教室 第2回
子どもの生活習慣病予防対応献立
「お誕生会用ナチュラルケーキをつくろう!」(砂糖・乳製品・卵不使用)
2008.2.24(日)10:00~14:00 渋沢公民館
干しリンゴのデコレーションケーキ・小豆ブラウニー

20080224-1
20080224-2
20080224-3
20080224-4
20080224-5
20080224-6

●今日の献立:干しリンゴのデコレーションケーキ・小豆ブラウニー●
「お誕生会用ナチュラルケーキをつくろう!」というテーマで、砂糖・卵・乳製品を使わない、子どもの生活習慣病に対応したヘルシーなお菓子づくりを行いました。 ケーキの材料は、干しリンゴ(スタッフ自家製)、リンゴジュース、自然薯(講師による農薬、化学肥料を使わない自家栽培)、海塩、なたね油、全粒粉、木綿豆腐、 玄米甘酒(講師による自家米を使用した自家製)、海塩、粉寒天、丹沢天然水、 小豆ブラウニーの材料は、小豆、丹沢天然水、海塩、全粒粉、顆粒玄米コーヒー、自然薯、なたね油、玄米あめ(講師による自家米を使用した自家製)、種子です。 全て国産材料で、可能な限り農薬や化学肥料を使わない自家栽培の材料等を用いて作りました。 自己紹介の後は、1名のリトルシェフジュニアリーダー(中級)の認定式が行われました。リトルシェフリーダー(準中級)の“「ほのぼーのくらぶ3つの柱」に沿った自然と人とのつながり、コミュニケーションやルール、マナー安全、衛生について理解でき、 リトルシェフメイトのサポートができる。”の課程を修了し、今回のステップアップです。 さあ、ケーキの準備です。クリームに使う粉寒天を火にかけて煮溶かし、自然薯をすりおろしました。 次に、ケーキの生地の粉をふるって、ひと煮立ちさせた干しリンゴとリンゴジュース、すりおろして泡立て器で空気を含ませた自然薯、なたね油、海塩をまぜオーブンで焼いて、生地の上を平にするために切った部分をいろいろな形に抜きました。 生地を2つにスライスして、間に玄米甘酒と塩で調味し粉寒天で少し固めた豆腐クリームを塗って、全体にもデコレーションしてできあがり。 小豆ブラウニーは、まず小豆を煮ました。陰陽理論に基づく調理法では、乾物は水にさらさず火をよく通しながら、 陰と陽の働きで素材の持ち味を最大限に引き出していきます。一物全体の考えから、あくもとらずに旨味にかえていきます。 そして、自然薯を泡立て器で泡立てました。自然薯を使うことで、生地がふくらみしっとりもっちりします。 粉と玄米コーヒーなたね油、海塩、玄米あめをふるって混ぜ生地を作りました。飾るくるみとかぼちゃの種を炒り、むきました。それを生地の上に飾り、オーブンで焼いてできあがり。 いよいよ試食です。みんなほっぺたが落ちそうですね。 今日もみんなで仲良く協力してできました。
<旬の献立メモ>
食における子どもの生活習慣病の原因には「脂肪」と「糖分」の取り過ぎがあげられています。それでも、子どもたちにとって甘いお菓子は楽しみのひとつです。そんな時、卵・砂糖・乳製品やベーキングパウダーを使わず、素材の甘味を生かしたナチュラルケーキは、体にやさしく、また栄養も豊富です。ぜひ、はれの日にご家族の皆様で作ってみて下さい。 心のこもった手作りケーキは、おいしさも格別でしょう。

ページの先頭へ