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ほのぼーのくらぶ 「食育・食農リトルシェフ教室」

子どもたちに安全な食を!子どもの生活習慣病予防対応献立。日本の土壌風土にあった四季の恵みを生かした「食」を通して、子どもたち自らが「食」に取り組み、豊かな感性と、健康な体を育みます。

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活動の記録10 (2007年7~9月)

2007年7月教室
子どもの生活習慣病予防対応献立 「お麩づくし料理をつくろう!」
2007.7.8(日)10:00~14:00 松田町民文化センター 調理実習室
●「おいしいリトルシェフの会 ほのぼーの」献立●
・車麩カツ玄米丼・麩とわかめの冷製スープ・生麩のサラダ・スナック麩・
麩のデザート、もちきびのカスタードクリーム添え

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今日はお麩づくし料理ということで、リトルシェフたちは生麩と焼き麩づくりに挑戦しました。水と塩を入れこねてねかした小麦粉を、水の中で揉んで たんぱく質を取り出す作業を行いましたが、子どもたちはそれがとても楽しかったそうです。
今回ご来場の皆様には、お麩のいろいろな料理を楽しんでいただけた様子でした。そして、子どもたちは後片付けを一生懸命行い、時間通りスムーズに終わることができました。
<旬の献立メモ>
麩とは、小麦粉からたんぱく質の一種であるグルテン質を取り出して加工したものです。もともとは、肉食をしない禅僧の貴重なタンパク源として、精進料理のために考案された食材として重宝されてきました。麩にはうま味成分であり脳の発育に必要なでグルタミン酸が含まれており、植物性たんぱく質であるため消化吸収が良く、炭水化物が少ないため、高タンパク低カロリーの体に良い食材といわれています。 麩には、モチモチした食感の生麩と、サクサクとした食感の焼き麩があり、どちらもアイデア次第で、いろいろな料理が楽しめます。

2007年8月教室
子どもの生活習慣病予防対応献立
「夏を元気にのりきる穀菜食料理をつくろう!」
2007.8.11(日)10:00~14:00 松田町民文化センター 調理実習室
●「おいしいリトルシェフの会 ほのぼーの」献立●
・黒米がゆ・全粒粉そうめん・ひじきの白あえ・おやき(えごま味噌添え)・りんごジュースかん

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今日は、1名の「食育・食農リトルシェフリーダー」の認定式が行われました。「早くリーダーになりたい」と毎回一生懸命通いました。リーダーさんとしてますますがんばってね。 さて、今日はグループに分かれて各料理を担当しました。ひじきの白あえの野菜を切ったり、黒ごま塩の塩をすりばちで一生懸命にすったり、 フルーツ寒天を型に流し込んだり、ひじきの白あえの豆腐と味噌と白ごまペースとをすり鉢であえたりしました。そして、みんなで盛りつける器の準備中をしました。たくさんの客様が見えて、楽しいひとときとなりました。
<旬の献立メモ>
陽の気が満ちた夏には、陰性な冷たい、のどごしのよいものが欲しくなりますね。そうかといって、冷たいものの取り過ぎは、夏バテのもとになります。 麺類や、季節の野菜の水分などを上手に取り入れ、梅干しなどで適度な塩分補給をして、元気に夏を過ごしたいですね。 お盆頃からは、だんだんと秋のものを取り入れるなど、早めの切り替えが、秋冬を元気に乗り切るポイントです。

2007年9月教室
子どもの生活習慣病予防対応献立 「楽しい初秋の味覚料理をつくろう!」
2007.9.9(日)10:00~14:00 松田町民文化センター
●「おいしいリトルシェフの会 ほのぼーの」献立●
・もちあわと小豆入り玄米ご飯・押し麦と根菜のスープ・
豆腐ハンバーグ、きのこソースがけ・キャロットケーキ

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今回は、リトルシェフの「温かいものと冷たいものの中間のものが食べたい!」という声に応えての献立です。今回は、それぞれの献立ごとに班に分かれて、 各班リーダーさん中心に、みんなで紙に書かれた材料の分量と手順を見ながら、進めて行きました。1時間半の間に自分たちの分と交流会に来て下さる皆さんの 分をあわせて28名分作るので皆、必死です。それに今日は野菜を細かく切る作業がたくさんあるし・・・。実は、子どもたちは玉ねぎを切るのが苦手です。 なぜなら、目にしみるからです。でも、いつも頑張って切っています。12時にお客様がみえるので、11時半くらいには食器の準備を始めます。自分たちの担当した料理はどの器に よそったらいいか考えて、人数分出して洗い布巾でふいて並べます。協力して、手順良くできました。見事!
そして、今日は新しく一汁三菜の「配膳の仕方」を学びました。上手に配膳できたかな?お客さまが「おいしかった!」て喜んで下さったし、 自分たちも満足。そして、片付け、掃除が料理を作るのと同じくらい大好きです。だから、食べ終わっあとは、いつもテキパキあっという間に片付け終わります。 いつも生き生き元気なリトルシェフたちです。そういえば、キャロットケーキが好評だったね。これは、すりおろし人参と8ミリ角に切った人参に塩をふってしばらく置いて、蒸し煮にして人参の甘みを引き出して、それに玄米甘酒の甘みを足して、 全粒粉の地粉とまぜて焼いたんだよ。やさしい、自然の甘みだよ。
<旬の献立メモ>
暑い陽性な夏から、だんだんと涼しくなってくる初秋は、早めに陰陽のバランスを中庸に戻すことが、これから寒くなる時期を健康に過ごすコツです。秋口になると、これまでの体を冷やす作用がある夏野菜から、体をあたためる作用のあるでんぷん質の多い芋類、穀類、根菜類、きのこ類などが出回ってきます。 これらを上手に取り入れて、大地の恵みに感謝しつつ、存分に楽しんで下さい。

第1回 リトルシェフリーダー研修会
2007.9.23(日)10:00~14:00
リバーサイド 自然食料理処 えころ(Y.G.L.自然生活創造連盟本部内)

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今日は、リトルシェフリーダーのさらなるステップアップを目指しての研修会が行われました。いつもとは全く違う、初めての野外活動です。 「自然に触れ、自然のしくみを学び、自然の恵みに感謝し、環境を大切にする心を育てよう!」がテーマです。
今日の内容は、

(実践)齋藤明憲先生(Y.G.L.自然生活創造連盟代表、健寿医能会会長)
  • 1.野外での安全管理を学ぼう!
  • 2.天然水の源泉を見てみよう!
  • 3.旬の食べられる山野草をさがそう!
  • 4.炭火で玄米おにぎりを焼いてみよう!
(ほのぼーのくらぶ講師による講義)
  • 5.旬の作物を知ろう!
  • 6.献立の立て方を学ぼう!

普段めったに歩くことのないような山道を超えて、会場に辿り着いたリーダーさんたち。山道を登る時はリュックサックの方が体が安定して便利だと学びました。 研修会が始まる頃には、雨がパラパラとふってきました。こういう時は、かっぱを用意しておくといいですね。 準備がすんだところで齋藤先生の講義の始まりです。野外で料理をするときの安全管理(包丁の取り扱いかた、火の取り扱い方)を教わりました。みんな真剣です。 次は、旬の食べられる山野草を教わりました。山栗、赤じそ、ペパーミント、甘ちゃづる、えごま、みょうが、わさび・・・山の中には食べられる山野草がいっぱいです。においをかいだり、さわったり、味見したりしました。 でも、中には食べられない毒のあるもの(今日は、彼岸花、山うるし)があることも教わりました。
今度は、いつも料理教室の時に使っている天然水がどこから来るのかその源泉を見ました。岩の間から清水が流れていました。どこでも蛇口をひねると水が出てくるのは、 山や川からみんなの家まで水は旅をしているからだね。だから、山や川を汚してはいけないね。
さて、いよいよ料理の時間です。今日は炭火を使っての、自然食料理です。ところで、さすがリトルシェフリーダーです。食材を見るなり、「切りたーい」の声。 みんなが種をまいて苗を育てたかぼちゃや玄米おにぎりを炭火で焼いたり、ここでも、いつものように自然と役割分担が 出来て、それぞれがテキパキと行動していました。とってきた檜の葉っぱや、笹の葉っぱをお皿に飾ったり、発想豊かで、芸術的ですねー。 炭火で焼かれた山椒の葉ののった自然栽培(講師たちが自家栽培)玄米おにぎり、檜と笹の葉添え、リーダーさんたちの愛情入り。 こんな高級料理があるのでしょうか?外で、みんなで食べると一層美味しいね。
おなかがいっぱいになった後は、冒険タイムです。川辺で砂遊びをしました。ここでも、砂のハンバーグを作ってしまうあたりがリトルシェフですね。
そして、最後はお勉強タイムです。野外や室内で料理をするときのマナーと安全管理の復習、旬の食材を取り入れた献立の立て方と料理計画の立て方(旬の食材についてや必要な材料や道具の準備、分量の計算、時間割りの立て方)を学びました。10月のリトルシェフ教室のメニューも考えました。 「人はどうして食べるの?」「どうして健康でなくてはいけないの?」先生の難しい話と、質問に真剣に考え、答えていました。 きっとこれから、初代リーダーとして次にリーダーを目指すリトルシェフたちのよき先輩として、活躍することでしょう。初の野外教室は、発見いっぱい、刺激的でとても楽しかったようです。いつも以上に、より伸び伸びした自然な表情が印象的でした。

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