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健寿医能研究会

全国の健康問題に悩む数多くの方々のお手伝いをさせていただく傍ら、自分自身で健康体を手に入れ、さらに施術師になるための研修会を実施いたしております。

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陰陽に基づく食養料理の要点

私たちの生命の源となる「食」。食養生の基本は、食材の選択と吟味、そのとり方、調理方法などがとても重要になります。その基本をご紹介しますので、。ご参考になさって下さい。

1.食材は、できるだけ自然の山野草や農薬や化学肥料などを使わない自然な形で栽培・収穫されたなるべくその土地の旬の生命あふれるものを用いる(温室栽培や遠方の鮮度の落ちたもの、はしりのものは栄養が少ないので避ける。また遺伝子組み換え種子を使用したものなどは避ける)。
2.化学添加物や不自然な加工がされた食品は避け、自分の手で真心をこめて作った料理をいただく。
3.主食となる穀類(米、麺類、パン等)は、できるだけ未精製のものを選ぶ。それは、外皮に大切な栄養素が含まれているから。米ならば玄米、パンならば全粒粉やふすま入り、そばならば玄そばなど。
4.治病の際は体を酸性化させる動物性食品(肉、赤身の魚、卵など)より、植物性の大豆、大豆製品、黒豆、小豆、ごま、小魚、木の実類などをとるのが好ましい。
5.野菜は、ビタミンが多く含まれる緑黄色野菜や、ミネラル・特殊酵素などが多く含まれるごぼう・れんこんなどの根菜類を組み合わせると栄養のバランスがよい。
6.海藻はヨードやカルシウムその他のミネラル分を多く含み、血液浄化や新陳代謝を助ける働きがあるので、毎日少量ずついただく。
7.全体食ができる食品を選ぶ。未精白の穀類、豆類、野菜ならば根も葉も皮もいただけるもの、魚ならば小魚など。
8.調味料(味噌・醤油・油・塩など)は、できるだけ農薬や化学肥料を用いない原材料を使用し、昔ながらの製法で作られた物を選ぶ。手作りのものが一番良い。
9.精白食品(精白穀類、白パン、白砂糖等)は血液を酸性化するので避ける。
10.陰性の強い食品(冷たいもの、刺激物、アルコール類、だばこ、コーヒー、紅茶、緑茶、清涼飲料水、缶詰、インスタント食品など)や陽性の強い食品(肉・魚介類・牛乳・卵)などはなるべく避けること。
11.水はなるべく天然水または浄水を使用する。
12.腹八分目にする。お腹が空いていないのに時間だから習慣だからと食べない。食べないことも療法になる場合がある。
13.小食にし、よく噛んで食べる。よく噛むことで消化が良くなり、大食を避けられる。一口100回以上、特に治病の際は一口200回以上噛めば噛む程良い。
14.食事の直前や食事中、食後に水分をたくさんとると胃液が薄められ消化が鈍るので避ける。水分は食間に補うと良い。
15.野菜や食器洗いに合成洗剤を使わない。野菜は塩水で、食器洗いは水洗いまたは石鹸洗剤などが良い。
16.調理器具は自然に近い鉄製や土鍋、防腐剤や防虫剤などを使用していない竹製品、木製品などが良い。
17.毎日の健康状態を観察(便通の色や状態、尿の様子等)し、自分に一番良い方法を発見すること。
18.自然の恵みに感謝し、楽しく美味しくいただくこと。

*参考文献:
・家庭でできる自然療法 誰でもできる食事と手当て法 東城百合子著 あなたと健康社

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